糖質制限ダイエット中のメニュー選びについて!カロリーは気にしない
今流行りの糖質制限ダイエット、上手なやり方は?
健康診断でメタボリック症候群と診断された、最近体重の増加が気になる、などダイエットを勧められる方は多くいらっしゃると思います。
これまで様々なダイエット方法が話題になりましたが、今最もホットなダイエット法といえば「糖質制限ダイエット」です。
しかし。そのやり方を間違えてしまうと逆に健康を損ねてしまう恐れもあります。
そこで今回は正しい糖質制限ダイエットの方法について解説していきます。
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糖質制限ダイエットとは
糖質制限ダイエットとは、1日に摂取するあらゆる栄養素のうち、糖質を大幅にカットし、たんぱく質を多く摂るという食事制限ダイエットです。
食事制限とはいっても、これまではカロリーばかりを気にしていた方も多いかと思いますが、このダイエット方法においてはカロリーは気にしなくて結構です。
一番気にしていただきたいのは「糖質」です。
糖質といえば、砂糖などの甘いものを想像しがちですが、炭水化物にも多くの糖質が含まれています。
また、いもやかぼちゃなどの一部の野菜、体に良いとされる果物にも糖質は含まれています。
これらの食材を口にしなければ、あとは何を食べても大丈夫、というのが糖質制限ダイエットです。
お肉もマヨネーズも食べていいのです。
空腹感と戦うことなく痩せられるのは魅力的ですね。
うまく糖質をカットした食事を摂れば体重は徐々に落ちていきます。
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体重が落ちる=脂肪が減る、ではない
ここで一つ落とし穴があります。
体重が減る、というのはダイエッターにとっては嬉しいことではありますが、実は落ちているのは脂肪だけではなく、まず先に筋肉から減ってしまいます。
筋肉が減るということは、体を支える力が弱くなり、体重がかかりやすい腰や膝などの関節を痛める原因となります。
そこで糖質制限ダイエットと並行してやっていただきたいのが「筋トレ」です。
筋トレと言ってもジムに通ってムキムキになるまで鍛える必要はありません。
あくまでも「今ある筋肉を維持する」くらいの気持ちで行ってください。
「筋トレができていればそもそも太らない!」と思う方や「そんな時間はない!」とおっしゃる方もいると思います。
そんな方には「ながら筋トレ」をお勧めします。
例えば、テレビを見ながら腹筋運動やスクワットをする。
洗い物や歯磨きをしながら背伸びの運動を繰り返す。
拭き掃除のときは大きく腕を動かすなど、日常のちょっとした時間に意識的に筋肉を使うようにするだけで結果は大きく変わってきます。
また、座っている間は腹筋・背筋に力を入れて姿勢を良くする。
歩くときは背筋を伸ばしていつもより少し早いペースで歩くということでも、普段運動習慣がない方にとっては十分な「筋トレ」になります。
まずは無理のない範囲で少しずつ意識的に体を動かすようにしましょう。
筋肉は維持しつつ脂肪だけを落とす、これが糖質制限ダイエットにおける重要なポイントです。
従って、体重よりも体脂肪率に注目するようにしてください。
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糖質制限中のメニュー選びについて
前述した通り、ご飯やパン、麺類などの炭水化物は食べないか、あるいは量を減らすようにしましょう。
その分、おかずを多く摂るようにしてください。
おすすめのおかずは、塩をコショウのみで味付けしたチキンソテーやステーキ、塩味の焼き鳥、納豆、お刺身など高タンパクな食材です。
和食はヘルシーなイメージがありますが、和食の定番である煮物などは味付けの多くの糖質が含まれているので避けましょう。
肉料理は高タンパクですが、カツやハンバーグなどは衣やつなぎにパン粉が使われているので、できれば避けたほうが良いでしょう。
ドレッシング類にも気をつけてください。意外と糖質が多く含まれている場合があります。
購入する場合は製品の裏面に書かれている栄養成分表を見て、「糖質」または「炭水化物」がどれだけ含まれているか確認してください。
間食をしたいというときにはナッツ類や魚の干物のおつまみ、スルメなどがおすすめです。
味付けに迷ったら「塩」「コショウ」「オリーブオイルなどの油分」などをうまく利用しましょう。
意外に思われがちですが、マヨネーズも糖質が低いので摂取して問題ありません。
コンビニにも低糖質な食品が多く販売されています。
ブランパンやサラダチキン、さらにパンケーキやアイスクリームと言ったデザート類まで幅広く取り扱っているコンビニもあるので、どうしても甘いものが食べたい!
パンが食べたい!というときはコンビニを利用するのも一つの手です。
糖質制限ダイエットまとめ
ダイエットをするということは決して容易なことではありません。
ましてや健康を維持しつつ体を絞るというのは非常に根気が必要となります。
短期間で結果を出そうとせず、長い目で見てゆっくりと無理のない範囲で取り組んでいくことが最終的な成功へ繋がります。
なお、持病のある方はかかりつけ医に相談してから行うようにしましょう。
また、体調に異変を感じたら一旦中止するようにしてください。