ひな祭りの飾り付けは主婦の味方100円均一で調達!

雛人形の製作材料は安くても、思い出はプライスレス

わざわざ作るのではなく、ぜひ自由研究に!

娘のために用意した雛人形は、場所をあまり取らないこじんまりとしたお内裏様とお雛様が並ぶ雛人形です。

そのため店頭に並ぶ大きなひな壇を見て、この人たちは誰?と三人官女を指して聞かれた事があったり、雪洞(ぼんぼり)もライトアップしているので興味しんしんだった事がありました。

思い返してみると私が幼少の頃はコンパクトな雛人形の方が少なく、段飾りタイプの雛人形を飾っている家が多かった気がします。

小学生に上がり、夏休みの自由研究はなんとかクリア、お次は冬休みの自由研究です。

地域によっては夏か冬のどちらかのみの自由研究になったというニュースも見ますが、私の地域は夏・冬休みの年2回自由研究があり、それを6年。正直親の方が大変なんですよね。

その時に紙粘土工作にしようと娘と決め、ミニチュアドールハウスの本に目を通しました。その本には、段飾りの雛人形がミニチュアで作られており、このミニチュアをアレンジして紙粘土で段飾りの雛人形を作ってみようと決めました。

 

製作すると決めたら、材料は100円均一へ

まずはどこまで誰を作るかなど、ざっくりと製作人物を決めます。

ひし形の菱餅もあるといいですし、桃の花も作っちゃおうなんて、ゆるく難しく考えないで製作する事が大事です。

カラーも決めてしまい、必要な絵の具のみ購入するようにしましょう。

材料はもちろん主婦の味方の100円均一で調達。

重要な材料

・紙粘土

ニス

ビーズ

ベニア板

折り紙

フェルト

絵の具

細いタイプの黒マッキーもあると便利でした。

材料は1000円前後で収まります。

というより、自由研究なので収めたいという気持ちの方が強かったかも…。

人形を紙粘土で表現なんて大変と思いでしょうが、だるまさんを思い出してください。

お内裏様からお雛様から、もちろん三人官女も、お人形は全てたまご型に成形をします。

お子さんと手の平をコロコロ回し、楽しく簡単に作るというのが大事です。

紙粘土が乾いたら絵の具で色付けをし、顔も描いてしまえばいいのです。

ひな壇もベニア板を切って、階段状に組み立てればOK。

赤いフェルトをひけば、それなりにひな壇に見えます。

お人形さんが座るクッションもベニア板を正方形に切り、色付けすればOKです。

ぼんぼりもビーズで表現できちゃいます。

とっても簡単で、とってもかわいらしく仕上がり、クラス替えがあった年の冬休みは紙粘土で作る雛人形製作!と題し、自由研究にしてました。

3月になると我が家では娘が作った雛人形も並べていました。

 

思いがけない娘からのアイディア

入退院を繰り返した祖母のお見舞いの時に、ちいさな鉢にささったお花を持っていこう準備をしていました。ちょうど季節は雛人形の時期。

娘が鉢の部分に、自分が作った雛人形をつけたらどうかなというアイディアをだしてくれました。

場所も取らないし、華やかでいいなと思い、鉢のふちにお内裏様とお雛様をボンドで接着し、祖母にプレゼントをしました。

見た目もかわいく、ひな祭り気分を少しでも感じてもらう事もできましたし、なにより孫の手作り雛人形にとても嬉しそうでした。

これをきっかけに、妊娠中に女の子だと性別がわかっている友人には、ゆっくり妊婦さん生活ができている間に、生まれてくる娘ちゃんの雛人形を作ってみたらと提案したり、雛人形の購入を考えている方などにも、娘さんと一緒に作ってみるのもいいのではないかと話す事がありました。

今は100円均一という主婦にはもってこいのショップがありますから、失敗してもコストは抑えられますし、お子さんとの時間も持てますのでおすすめします。

 

雛人形事情

今は場所を取るというのもそうですし、出し入れがしやすいなどの理由でコンパクトタイプの雛人形が多く、ひなまつりの歌である「うれしいひなまつり」は歌えても、三人官女や五人ばやしと言われてもピンとこない子供たちが多いかと思います。

手作りを機会に、ひなまつりがどういう行事なのかなども含めて、歴史を教えてあげるのもいいかもしれません。余談ですが、私は立派な段飾りの雛人形を用意してもらっておりました。

部屋の半分以上が占領されてしまうほどの大きさで、幼少の頃は大きさに圧倒され、少し怖かったイメージがついてしまった時期もあります。

そんな立派な雛人形たちですが、年々の出し入れから慣れも生じ、母の手抜きな保管状態が最悪な事態を招きます。

真っ白いお人形さんの顔色は日差しも浴びていないのにガングロに変わってしまい、首も折れ、無残な姿になっていたのです。

母と私は思わず悲鳴をあげ、お寺に供養をしに行きました。

お寺さんに「あら…これはまたなかなかですね」と驚きと呆れた感じのお言葉を発していたのがとても記憶に残っています(笑)それ以来、私の雛人形はひなまつりに出されるケーキで終了となりましたが、雛人形の季節がくると毎回と言っていいほど母とこの話で盛り上がります。

自分の娘にも、一緒に作ったよねとずっとお話ができたらいいなと思っています。