スプリングひよし温泉!一人で入るプライベート露店風呂の壺湯は最高

スプリングひよし温泉

☑ 施設名:スプリングひよし

☑ スプリングひよしへ行った日:4月初旬

☑ 住所:〒629-0335 京都府南丹市日吉町中宮ノ向8番地

☑ 電話番号:0771-72-1526

☑ 駐車場情報:無料駐車場有

☑ アクセス方法:京都縦貫自動車道沓掛IC~園部I.C経由 府道19号線 約30分

行ってよかった!日吉温泉


京都の郊外、南丹市日吉町にあるスプリングひよしはとても山奥の田舎にある温泉レジャー施設なのですが、土日、祝日になると田舎とは思えないほど混雑する、とても人気のある温泉施設です。

日吉ダムという大きなダムの隣に建っている温泉レジャー施設なのです。

私が訪れた4月には桜の花が満開でとてもきれいでした。現在日吉ダムのあるところはもともとは村が存在し、住民の人に立ち退いてもらって建てられました。ですのでお天気の良い日で水が透き通っている時には、茅葺の民家を見ることができるそうです。

屋外で桜を見物し、ダムを見まわした後この「スプリングひよし」に入りました。館内はとても綺麗で、下駄箱にも鍵がついているのでとても安心です。

受付で料金を支払った後、入浴を始めました。脱衣場もとても清潔で気持ち良く使用することができました。

浴室は内風呂と外風呂があり、身体を洗う所も申し分のないスペースで気持ち良く利用することができました。シャンプー、リンス、ボディーソープ等もセットされているので安心でした。

屋外の露店風呂は和風の風情のある景色を眺めながらのんびりつかることができます。お湯も低温で時間をかけてのんびりつかることができました。

その他にも一人で入るプライベート露店風呂の壺湯、寝ころびながら入ることのできるうたた寝の湯、とても香りの良いアロマミストが飛び交うアロマサウナ等、バラエティー豊かなお風呂を楽しむことができます。

田舎の温泉施設には珍しく、温水プールや岩盤浴も併設されていて、普段の疲れをゆっくり癒すこともできます。

住民用には年間3万円払うと、フリーパスポートチケットを入手することができ、1年間いつでも好きな時にお風呂に入ることができるので、観光客だけでなく地元住民の人達もよく利用しているようです。

お風呂から上がった後ですが、通常こういう温泉レジャー施設で用意されている食事というのは天ぷら御膳や枝豆、から揚げ等が主流なのですが、このスプリングひよしでは一風変わった食事をすることができます。

まず食べ物の主流はラーメン、そば、うどん等の麺類がメインとなります。

温泉の水を使って仕上げた温泉塩ラーメン、唐辛子の効いた韓国風の赤い韓流ラーメン、煮干しをベースに使った黒い煮干しょうゆラーメン、明太子と卵がのった明太釜玉うどん、丹波黒豆と薬草を使った黒豆豆乳薬膳ラーメン、ごはんでカレーをせき止めた日吉ダムカレー、米粉で使った黒米うどん、黒米ざるうどん、丹波黒豆を使用した京都丹波高原黒豆プリン等等、このスプリング日吉でしか食べることができない風変わりでオリジナル性たっぷりのメニューが盛りだくさんです。

特に丹波黒豆を使って作った黒豆プリンはとても好評で、お風呂上がりに食べる冷たい物の中ではものすごい売れ行きだそうです。

色はどす黒く、見た目はとても「おいしそう」とは言えないのですが、味はほんのり甘く、こくがあります。口の中にプリンの甘さと、黒豆の甘さが広がり、「また、食べてみたいな。」と思える味で、そう思うのは私だけではなかったらしく、売店でも持ちかえり用の黒豆プリンがよく売れていました。

そして風呂上がりにお腹をいっぱいにした後はお土産屋さんでお買い物です。

このスプリング日吉の売店はただのお土産屋さんではありません。店内はとても広く、小さなスーパーマーケット位の大きさです。

店内には京都ならではのお漬物、しょうゆ、黒豆の佃煮、味噌等の伝統料理がどっさり並びます。ざっと見たところ1000点ではきかない数でしょう。

そしてお土産だけではなく、近所の人達が野菜や加工品をこの売店へ持ちこみます。いろんな種類の野菜が店に並びます。ここはお土産屋さん兼野菜屋さんといったところでしょう。

このスプリングひよしは地域とのつながりも深く、住民みんなで運営されているとても温かい温泉レジャー施設です。屋外でバーベキューをすることもでき、バーベキュー用品も売店で販売されていました。

朝からスプリングひよしにやってきて、昼にバーベキューを楽しみ、夕方にお風呂に入って売店で買い物をして帰る人もいるようです。京都の郊外にある渓谷沿いの温泉です。

温泉には湧水に加熱をするタイプの温泉と、本当にお湯が沸いている温泉の2種類があるのですが、このスプリングひよしは後者の本当のお湯が沸いている温泉です。

その証拠に温泉でも身体を温めることができるのですが、本当に身体がぽかぽかしてくるのは温泉から上がり、服を着て、買い物をして、駐車場についた頃になります。

これこそ本当の温泉と言えるでしょう。