山梨 神明の花火大会の穴場を紹介!絶景ポイントをこっそり教えます!

神明の花火大会の概要

平安時代後期に源義清・清光親子が常陸国から甲斐市河荘内の平塩岡(現在の同町市川大門地区)に館を構えた際、義清の家臣であった甚左衛門も京都から同地に居を構えることになったといいます。

甚左衛門は紙工でもあり、同地で和紙を作っていた者に技術を教え、いつしか市川和紙として一大地場産業として発展するようになったとされています。

甚左衛門は養和元年(1181年)に没し、紙明社(しめいしゃ)に祠れることになりました。この紙明社は江戸時代に神明社(しんめいしゃ)となり、現在は八乙女神明神社となっています。

時は変わり、戦国時代となり市川大門地区は武田氏の軍事用狼煙の生産地となり、郷の住人はかつて市川和紙の発展に貢献した甚左衛門を祭るため狼煙の技術を生かして花火を作り、命日の7月20日に打ち上げたことが「市川の花火」のはじまりとされています。

当初、この市川花火は葦の管に火薬を詰めたものから火が吹き出す程度でしたが、天明6年に近藤次郎兵衛という人が径二寸許りの竹を縄で巻き筒にして初めて打ち揚げ花火にしたといわれ、江戸時代には全盛期を迎え、日本三大花火のひとつと称されることになりました。

明治時代には花火工場も造られましたが、その後花火大会は衰退し、いつしか行われることはなくなりました。

しかし「花火の町」として再興しようと1989年(平成元年)8月7日(所謂「花火の日」)に神明社の名をとり「神明の花火大会」として復活を遂げました。

現在は山梨県最大の花火大会として、2万発以上の花火が披露される。

神明の花火大会の魅力

現在では、山梨県下最大級のお祭りであり、打ち上げられる花火は2万発。全国でも数少ない500mにも広がる巨大花火“2尺玉”は大迫力です。

☑ 開催日

毎年、8月7日(花火の日)になっています。

☑住所

山梨県西八代郡市川三郷町高田三郡橋下流笛吹川河畔

神明の花火大会 駐車場情報

無料駐車場(4300台)があります。

計約20ヶ所、約4ヶ所の郊外駐車場からはシャトルバスの運行もあります。

神明の花火大会へのアクセス方法

電車でお越しの方:JR身延線市川大門駅から徒歩10分(当日は臨時列車の運行あり)

お車でお越しの方:中部横断自動車道増穂ICから国道140号を三郡橋方面へ車で3km。

☑ 混雑状況

山梨県内一の花火大会ということもあり、例年、県内外から20万人の人出がありますので、会場周辺は大変混雑しています。

神明の花火大会へ実際に行った口コミ

花火大会が行われる市川三郷町は、「花火の町」として有名でもあり、町内にはたくさんの花火専門の職人さん達がいらっしゃいます。

当日は、その職人さん達が自分達の技術向上、そして、何よりお客さんの笑顔のために魂のこもった花火を約2万発打ち上げてくださり、空には眩しいほどの花火が上がります。

また、音楽に合わせて花火を上げたり、一般の方からのメッセージ花火などもあり見ごたえ抜群の花火大会です。

神明の花火大会会場周辺にホテルはあるか

河川敷で行われる花火大会ということもあり、周辺にホテルは一切ありません。県外からお越しで、宿泊を予定される方は、JR身延線で甲府駅まで行っていただき、甲府駅周辺にホテルを予約されることをおすすめいたします。

食事・グルメ情報

会場周辺には、飲食店がありません。しかし、会場から少し離れた、JR身延線市川大門駅周辺には市川三郷町で有名な大塚にんじんを使用した料理を出してくれるお店が何軒か立ち並んでいます。お店では、山梨県で有名なほうとうや鳥モツも扱っていますので、ぜひ召し上がっていただきたいです。

神明の花火大会 屋台情報

花火会場内には、約100近くの出店が並びます。定番の焼きそばやたこ焼きはもちろん、最近では、きゅうりの一本漬を販売するお店もあり、人気です。

また、会場周辺の民家でも出店を行なっているお宅があり、飲み物やおつまみなんかを購入することができます。

雨天時の開催は中止か延期か

例年、曜日を問わず、8月7日に開催されているこのお祭りでは、多少の雨では決行されることが多いです。しかし、あまりに降水量が多い場合は、翌日に延期になります。延期の有無は、当日、市川三郷町のホームページをご確認ください。

神明の花火大会の穴場

山梨県内一の花火大会ということもあり、打ち上げ場所に近い有料観覧席は、毎年、早い時期に埋まってしまうことが多いです。また、会場周辺は、来場者が多いため立ち止まっての花火鑑賞は出来ません。

そこで、地元住民がおすすめしたいのが会場から車で15分ほど離れた場所にある「みたまの湯」です。

この場所は、小高い山の上にあることもあり、花火を観るには遮るものもないので、うってつけの場所だと言えます。

駐車場も多いのが魅力です。

☑ 服装

河川敷で行われる花火大会ですので、足元が汚れてしまうことだけは注意をしてください。

近年では、浴衣のお客さんよりも私服のお客さんの方が多く見受けられます。

また、この時期の山梨県は夜でも気温が下がらず、当日も30℃近いことが見込まれますので、団扇なども必須です。

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