いちごの見分け方 スーパーのいちごを美味しく召し上がるための方法

いちごの見分け方 スーパーのいちご

いちごは収穫されてから追熟することはないため、これ以上赤くなることも甘くなることもないと考えたほうがよく、色の濃淡にかかわらず、鮮やかでムラがなく、表面に光沢があり、種を覆うように実が盛り上がりツブツブがたっているものを選ぶ。

そして、ヘタは反り返っており、緑が濃いものを選び、なおかつヘタの周辺が白くなっておらず根元まで真っ赤なものを選ぶ。

いちごの傷み具合の見分け方

傷んだいちごが含まれている場合は酸味を含んだ異臭がする場合があり、先端が赤黒かったり、ピンク色に変色など見た目にも変化が現れます。

ですが変色していないから傷んでいないわけではなく、ヘタが黄色になっていたり、しおれているものは要注意です。

逆に表面にツヤがあっても、実の部分が白っぽかったり、緑色の部分が多い場合も未熟で甘くない可能性があります。
パック詰めのいちごについては、下の段のいちごが押しつぶされて傷んでいることもあるのでよく確認が必要です。

いちごは傷んでる部分を取り除けば大丈夫?

ピンク色の傷みについては、パック内の密着や衝撃による変色でその部分を取り除いてしまえば、他の箇所は食べても問題はありませんが赤黒く変色している場合はカビが混じっている恐れがあるため、要注意です。

見える部分だけを取り除いても内部にまで浸透してしまっている可能性もあるため不安が残る場合は食べないことをオススメします。

いずれにしても傷んでいるのが分かっているいちごは甘さや香りはすでに激減しており、本来のおいしさもなくなっているうえに栄養素も壊れているため、無理に食べる必要はありません。

いちごを冷蔵で保存する方法

そもそもいちごはスーパーでは常温で置いていることが大半ですが、家で保存する場合は冬場は別ですが常温の保存に向いていません。

冬場で室内が涼しいところであれば2~3日程度の保存が可能ですが、夏場は1日でダメになることもあるためです。

購入したいちごはすぐに食べるのであれば、パックのまま冷蔵庫にいれても構いません。ですが数日後になるのであれば、洗わずにそのままの状態で保存容器に移し替えて、冷蔵庫の野菜室に入れて保存するのがオススメです。

保存容器に移し替える際は切ったり、水気がついたままだと傷みの進行を助けてしまい、1つでも傷んだものがあると周りのいちごに移ってしまうため傷んでいるものは必ず取り除き、水気をとり切らずにヘタをした状態で丸ごと保存が望ましいです。

できる限りパックから取り出し保存容器に移し替える場合はいちご同士が隣り合わないようにゆとりを持たせて保管してあげます。
オススメは必ず洗浄した清潔なものに限りますが、たまごのパックにヘタを下にいれると保存しやすくなります。

ちなみに、いちごはヘタを取ってから洗い、水気をよくふき取り、いちごの5~10%にあたる分量の砂糖を全体にまぶし、そのまま冷凍用保存袋に入れて冷凍することも可能です。いちご同士がくっつかないように1時間後に冷凍庫から取り出して軽くほぐす作業を2回程度行うとくっつきにくくなります。

傷みが早いいちごですので「安かったから買ったもののすぐには食べない、たくさん買いすぎた」など、保存が必要な場合は冷凍をオススメします。

冷凍保存は栄養素が壊れにくく、長期の保存が可能です。

いちごのカビの原因は?いちごのカビの見分け方

カビの原因としては、購入時の環境やいちごの販売時期、さらにはカビが発生する条件の「酸素・湿度・栄養素・温度」が関係しています。

20~30℃はカビが繁殖しやすい温度で湿度は高ければ高いほどカビの発生率も高まります。

特に春過ぎから初夏にかけて販売されるいちごは完熟しているものが多く柔らかいものが多くなります。

さらに接触や衝撃に非常に弱いため、いちごがそのような環境下にいれば、さらにカビやすくなります。

見分け方は、ふわふわした綿状のものが付着していたり、黒っぽい斑点の有無と斑点の範囲が広く凹んでいる場合は腐敗により実が溶けた可能性があるためカビの可能性を考えたほうがいいです。

いちご同士の接触面は特にカビが発生しやすく、変色や付着物がある場合は食べるのを控えることをオススメします。

いちごの賞味期限

冷蔵庫の野菜室で保存した場合は大体5~6日保存が可能ですが、冷凍保存の場合は3カ月ほど保存が可能です。

冷凍の場合、食べるときは解凍せずにそのままか、もしくはスムージーやジャムなどに使用するのがオススメです。

柔らかくなったいちごはどうする?

いちごは劣化が早く、すぐに実が柔らかくなり見た目もイマイチになります。

そんなときには、50度のお湯をボウルに適量用意します。鮮度が落ちて劣化してしまったイチゴをヘタがついたまま丸ごとボウルの中に入れます。

ボウルのお湯に入れたイチゴはそのまま2分程放置し、その後取り出し水気をよくきります。

こうすることで酸味が和らぎ、比較的甘みが増して美味しくなります。