桃の追熟方法とは?桃の完熟を見極め美味しく食べるポイントはこれ!
桃のおいしい季節がやってきました!
『完熟桃』の表示で売られている桃は、本当に甘くてジューシーで美味しいですね。
しかし完熟した桃は半日~1日しか日持ちがしないそうです。
桃は、完熟期になる少し前、適熟期に収穫されます。
桃の収穫のタイミングは難しく、早すぎると未熟果で収穫後に追熟をしても、美味しくなりませんし、遅れてしまうとおいしいのですが、売り物にはならなくなってしまうそうです。
そんなデリケートな桃を美味しくいただく方法について調べてみました。
桃の追熟方法
固めの桃が好きな方は桃の種類にもよりますが、様子をみたり保存しておくというよりも早めに食べていただくことをおすすめしますが、完熟のジューシーで柔らかい桃が好きな方でしたら手に入れた桃が少し固めだった場合、食べごろになるまで、常温で、追熟をさせるとよいです。
追熟して食べごろになると桃特有のいい香りがしてきます。食べる少し前に、2~3時間軽く冷やして食べるととても美味しいです。
冷やして食べるとおいしいからといって、買ってきてすぐにまだ固い状態のままの桃を冷蔵庫に入れる方がおられますが、それはおすすめしません。桃は冷蔵保管に弱い性質で、冷蔵庫では追熟しにくく、長く入れておくことで糖度もおちてしまいます。追熟するには常温で保存をしましょう。
桃を柔らかくする方法
桃の固さによって追熟日数は異なってきます。まったく柔らかさが感じられないという桃ならば2~4日ほど。
少し固さが感じられる桃ならば1~2日程おくとよいでしょう。
食べごろになった状態は、桃特有の甘い香りが漂ってきます。そして桃の色が乳白色になります。
さらに手のひらで持った感じが、柔らかい感じになってきます。桃はデリケートな果物です。
少し強くおしてしまうとその部分から痛みが早くなります。柔らかさを調べたい場合は慎重に気を付けてやさしく扱いましょう。
桃の保管方法(夏場)
すでに柔らかめの桃の場合は、それ以上おくと傷んでしまうことがあります。それでも少し保存したい場合は、新聞紙などでそっと包んで日陰や冷暗所の風とおしのよい涼しいところにおくようにしましょう。
ただし桃は乾燥に弱い果物なため、エアコンや扇風機の効いた乾燥した部屋や冷えた場所、直射日光があたる場所は避けるようにしましょう。桃の水分が奪われて乾燥してしまうことになります。なるべく自然に保管できる涼しい場所を選びましょう。
桃の追熟(冷蔵庫)
冷蔵庫で冷やしてしまうと甘みが半減してしまうのであまりお勧めできませんが、冷蔵庫に入れるのであれば、きちんとラップで包むか 少し空気を含ませたビニール袋に入れて保存します。
冷凍して保存すると1カ月程度は保存ができますが、水分を多く含んでいる果物なので解凍すると原型をとどめることができないほどにくずれてしまいます。元のように美味しい状態では食べることはできないので、シャーベットやスムージー用として利用するための保存と考えた方がよさそうです。
桃を美味しくいただきましょう
冷蔵庫で冷やしてあった桃を食べるときは2時間くらい前に常温で温度を戻してから食べるとよいでしょう。
常温で追熟させた桃は、食べる2~3時間前に冷蔵庫の野菜室に入れて軽く冷やして食べるとよいでしょう。暑い夏に ほどよく冷えた桃は最高においしいですよね。
さらに2~3時間冷やされたことで多少果肉が引き締まり、皮がむきやすくなりきれいに食べることができるようになります。
ただし冷蔵庫に入れすぎると甘みを感じにくくしてしまったり、よい香りが損なわれてしまったりと味が落ちてしまうことになるので、長時間入れたままにしないように気を付けてください。
桃は皮と果実の間に甘みや栄養素、旨味をより多く含んでいます。できれば水できれいに産毛を落とすように洗い流し、皮を剥かずに皮と果実の間の栄養素や旨味を感じながら味わって食べていただきたいです。
傷んだ桃のレシピ
美味しく桃を調理していただきましょう。
ミキサーにかけて桃ジュースにしたり、凍らせてスムージーやアイスにすると暑い夏や食欲のないときにもピッタリです。
桃 砂糖 水 レモン汁でコンポートやジャムにしてしまうと長くおいしくいただけます。
工夫して最後までおいしくいただきましょう。
☑ まとめ
美味しい完熟桃は、桃特有の甘い香りが漂い、手のひらで持った感じが柔らかい感じになり、色が乳白色になっていたら食べごろです。少し追熟させたいときは、なるべく自然に保管できる涼しい場所を選び、常温で保管しておきましょう。エアコンや扇風機のまわっている部屋は桃の水分を奪い乾燥させてしまうので避けます。
冷蔵庫では追熟はできず、かえって甘みや味が落ちてしまいます。冷たく冷やして美味しい桃を食べたいときは、常温で追熟しておいた桃を食べる直前2~3時間前に野菜室で冷やして食べるのがおすすめです。夏のおいしい果物を旬の状態で一番美味しくいただきましょう。