「秋田大曲の花火2019」全国の花火師たちが日本一を競い合う暑い夜

秋田 大曲の花火 2019

全国花火競技大会「大曲の花火」

毎年8月の最終土曜日に開催される花火大会です。

全国から花火師が集まって技術を競い合い、日本一を決定します。

内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞、文部科学大臣賞、など数々の賞が授与されることから、全国の花火師たちの目標となっています。夕方から昼花火が始まり、暗くなってから夜の競技大会が始まります。全国から観光客が訪れる人気の花火大会です。

大曲の花火大会 交通・混雑状況

場所は秋田県大仙市大曲 雄物川河畔大曲花火大橋下流で、大曲駅から徒歩10~15分程度です。

いつもより新幹線や在来線の本数は増えていますが、それでも日中から夕方にかけて混み始め、都会の満員電車のような状態になります。花火終了後にも駅そのものが満員状態になります。

大曲駅から会場までは人の流れが完全にほぼ全員花火会場に向かっているので、みんなの流れに乗っていくと会場に着きます。また、道路のあちこちにフルーツの絵が描かれた看板があります。自分の席にもエリアごとにフルーツの絵が描かれており、そのフルーツの看板を辿っていくと自分の席に一番近い入口から入場することができます。

大曲の花火大会 会場について

花火会場は桟敷席やパイプイス席など有料観覧席が用意されており、事前にチケットを買う必要があります。このチケットは大曲商工会議所から販売されています。席によって値段が異なり、桟敷席は定員6名の席で23,000円、パイプイス席1名3,000円となっています。

このチケットはインターネット申込みや商工会議所の直接販売で購入できますが、先着順や抽選などがあり抽選に外れると買えません。二次販売もありますが、なるべく早い時期に申込みする必要があります。毎年5月~6月初め頃に受付けしています。また、自由観覧エリアもありますが完全有料化となっており、当日券販売所で1名1,000円で販売しています。

地元の方などは会場から少し離れたところにシートを敷いて観覧している人もいます。

観覧準備

大曲の花火は雨になる確率が高めと言われています。近年でも前日に川から水が上がり、当日水は引きスタッフの努力で桟敷は掃除してくれましたが通路や草の部分は泥がたくさんありました。

服装は軽めをおすすめします。はりきって浴衣で行くと泥ハネで汚れるのはもちろん、歩きにくいです。会場までと着いてからも露店やトイレまでとにかく歩くのでスニーカーやクロックスなど歩きやすいものが良いです。長靴で来る人もいます。

当日途中から雨が降ってくることもあるのでカッパはあった方が良いです。傘は後ろの人の迷惑になるので控えた方が良いです。昼花火のときには暑くても、夜になってくると晴れていても風が冷たくて寒いくらいになります。長袖や風を通さない上着があると調整しやすいです。

会場に入るときには河川敷の階段を上ったり下りたり、デコボコの通路を歩いたり、桟敷の通路も狭いので歩くことに配慮が必要な方は対応を考えたり、桟敷席ではなくパイプイス席にするなどした方が良いです。

大曲の花火大会の楽しみ方

大曲の花火の醍醐味の一つに大会提供花火があります。

大会提供のアナウンスがあっただけで歓声と拍手がわきます。毎年テーマがあり、昨年は甲子園で準優勝した金足農業高校野球部の頑張りを讃えた花火でした。圧巻でとても感動し、涙が出る程です。

混雑に巻き込まれないために大会提供が終わったら帰り始めるという人もいます。

トイレも大会提供の前にタイミングをみて済ませておきましょう。桟敷席の後方に仮設トイレが多数設置されています。

タイミングによってはあまり待たずに入れますが、混んでいると10人くらい並んでいることもあります。場所にもよるので、たくさん並んでいるときは少し歩いてみると意外と空いていたりもします。トイレットペーパーはありますが、なくなることもありますのでティッシュの用意と、暗い中を歩いて行くので懐中電灯など照らすものがあると何かと便利です。

大曲の花火大会 屋台・露店情報

会場内に露店はありますが、席と露店はエリアが異なるので席によってはとても遠くなることがあります。スーパーで買っていくか家から持って行くことをおすすめします。

飲み物もやはりお酒を飲みたくなると思いますのでクーラーボックスなどに入れて持って行った方が良いと思います。たくさん歩くので重くなりますが、手分けして持つかもしくはキャリーケースのように荷物を積んで引くだけ、荷物を下ろしたら折りたためるという優れものもホームセンターに1,200円程度で売っているのでそれを使うのもありです。

また、桟敷席は定員が6名ですが、食べものを真ん中に出すと大人5名で少しキツイかなくらいなので、足を伸ばしたいゆっくり座りたいという方は2席取るのも良いと思います。

花火大会の終わりには秋田県民歌が流れ、それに合わせて花火が上がり、打ち止めとなります。

終了後には川の対岸にいる花火師達とエール交換があり、みんなでライトを振って『ありがとう』を伝え合います。とても綺麗でまた来ようと思える素敵なイベントです。

帰りは通路でさえ混雑して会場を出るだけでも大変ですが、時間がある方は是非最後の最後までゆっくりと楽しんでもらえたらと思います。