枝豆を栽培したのに膨らまない原因&失敗しないで美味しく育てるコツ

枝豆と言えば夏のビールのおつまみとして定番になっています。栄養的にはビタミンAを多く含み、タンパク質や鉄分、食物繊維などの多い食品です。枝豆は連作に適さない野菜で、連作すれば収穫量も減り、虫が付きやすくなるので気をつけます。

枝豆の栽培時期や育成条件

枝豆の栽培時期は寒冷地では、5月中旬から6月中旬、一般地では4月中旬から6月上旬、暖地では4月上旬から6月上旬となります。

枝豆の育成条件では日当たりのよい場所で土壌サンドは弱酸性から中性(ph6.0~6.5)株の植え付けは株間30cm前後です。

枝豆のタネ蒔きと苗の管理方法とは?

☑ 畑に直播する方法

畑に枝豆を直播する場合、前日から十分に土に水分を与えておきます。深さ2~3㎝の穴を掘り、3~6粒ずつ植えるようにします。その場合、30㎝程度の間隔をあけて土を被せたあとから再度水を十分に与えておきます。

注意しなければいけないのが、上終わった後、ハトやカラスに種をほじくられる場合があります。

畑に直播する場合、カラスやハトなどの鳥類が枝豆のタネを好むことから、発芽するまでは不燃布や寒冷紗、不織布などのシートを使うようにします。

枝豆を栽培したのに膨らまない原因

発芽するまでの間は水分を多く上げすぎないようにすることもポイントです。

目が出て背丈が10CMぐらいの時に1回めの中耕を行います。

畝間を軽く耕し、株本に土寄せをしてあげます。

そうすることで、雑草が育つのを防ぎ、苗の根に酸素を送ってあげることができます。

20CM~30CMぐらいまで成長したところで、2回目の中耕と土寄せを行ってあげます。

2回めの中耕は枝豆の成長期に倒れるのを防ぐための予防になります。

本葉が5枚出たところで、摘心を行います。

枝豆は節に身をつけるので、あまり伸びすぎると栄養が実の方に回らず枝豆が膨らみにくくなります。

背を低くすることで、枝豆のみに栄養が回りやすくなります。また、摘心を行うことで背丈が低く抑えられるので、倒れることを防ぐことができます。

花が開花したらしっかり水を上げましょう。

花が咲いてからさやが付きだすまでの期間にしっかり水分補給ができていないと豆が太らないので、この期間はしっかり水を上げましょう。

雨が降らずに乾燥する時期は、水やりをする必要があります。ただし、枝豆は湿害に弱いので、量は少なく、回数は多めにしましょう。

さやが大きくなり実がしっかり膨らんだら収穫時期になります。

枝豆は大豆の未熟豆になりますので、収穫期間が短いので注意が必要です。さやのみがすべて膨らむまで待っているととり遅れになります。枝ごと引き抜いて収穫する場合、全体の8割膨らんだくらいで収穫しましょう。

ただし、さやが点いているのに実が大きくならないことがあります。その場合「カメムシ」による害虫被害があるかもしれません。

防虫ネットで覆って防ぎましょう。また、開花時期の水不足、種まき時期が適切でない場合、実が大きくならないことがあるので注意しましょう。

枝豆は枝から切り離すと一気に鮮度が落ちます。収穫後はすぐにゆでるようにしましょう。(葉付き、または枝付きで収穫して、ゆでる直前にさやを外すと鮮度が保てます。)

枝豆をポットに植える場合

枝豆は9㎝のポットに2粒ほど植えるようにします。この場合も直播と同じように深さは2~3㎝になるようにします。発芽までは水を切らさないようにして、約1週間から10日が発芽する目安となります。

枝豆をポットから育てるメリットとして、定植をする際に株の植え痛みを防げることがポイントです。

また、ショップで枝豆の苗を購入する場合、葉の色が濃く、徒長していないもので、初期葉と小葉の間の茎とがしっかりと太い苗を選ぶことがおすすめです。

枝豆の定植時期としては、本葉1~2枚が出てきた頃が最適で種を蒔いてから20日くらい経過した頃になります。

枝豆を定植する方法としては、土作りも大切になってきます。定植する3週間前に対比として完熟たい肥と炭酸苦土石灰を10:1で混ぜたものを使い、2週間前には石灰を入れて耕すようにします。

種蒔きのあと1週間後に元肥を入れるようにして、土作りが完成したら畝を作るようにします。

畝幅は60㎝にすることで95㎝幅のマルチが使いやすくなります。

枝豆のマルチ張りと支柱立てについて

枝豆は種を植えるときにマルチ張りをすることで、半月ほど早く収穫が見込めます。枝豆の畝ができたら、それよりも30㎝ほど長い黒マルチが適しています。

それぞれの端に土を乗せてマルチを固定するようにします。マルチはピンときれいに張った状態にします。

もともと穴の開いているマルチを利用することもできますが、マルチに穴を開ける場合には穴あけ器やカッターなどで×印で切り込みを入れます。切り込みした部分を中に押し込むようにすることできれいに穴を開けることができます。

枝豆栽培では通常は支柱を使うことはあまりありません。ただ、強い雨や風では風で苗が倒れてしまいます。

枝豆が成長した時点で枝豆の四隅に高さ75㎝~90㎝程度の支柱を立てます。

枝豆の特性に気をつける

通常枝豆は雨に弱い作物のひとつとされています。梅雨や秋雨の時期のような長雨が降ることで、土壌の湿気は多くなってしまいます。そのため、育成不良や病気が発生しやすくなります。

土壌が湿気の多い状態になると土の中の酸素は減ります。そのため、植物の成長には影響が出てきたり、害虫が発生しやすくなってきます。

枝豆は雨よけのための対策はしっかりと行うことが必要になってきます。

枝豆は大豆が完成する前の未熟な段階で収穫したものをいいます。高温に強く霜や低温には弱い作物です。風通しがよく日当たりのよい場所を好む傾向があります。

枝豆は育てる地域や品種により種を植える時期、収穫する時期も違ってきます。4月に植え付けした枝豆は夏には収穫できるようになります。

秋に収穫する場合には、7月に畑に直播するようにします。

枝豆に発生しやすい害虫、病気とは?

☑ 枝豆に発生しやすい害虫

枝豆の害虫はカメムシだけでなく、シロイチモジマダラメイガ、ダイズサヤムシガ、アブラムシ、コガネムシ、ハスモンヨトウなどがあります。カメムシ・アブラムシは吸汁加害が出ますので防虫ネットなどを使います。シロイチモジマダラメイガはさやに入り込んで豆を食害しますので、さやに小さなが開いていたら要注意です。

これらの害虫が発生してしまうと豆の中の汁を吸い、豆の成長の妨害や葉や莢を食害します。

☑ 枝豆に発生しやすい病気

✅ べと病

べと病は梅雨の時期に枝豆に発生しやすい病気です。葉の表に淡黄色の病斑、裏は灰白色のカビが発生します。

✅ 立ち枯れ病

枝豆の立ち枯れ病では地際部分の茎に縦に長い褐色が出現し、その部分が腐り、茎が細くなります。原因はカビですが、苗が倒れてしおれることで最終的には枯れてしまいます。

✅ 白絹病(しらきぬびょう)

夏に発生しやすいですが、地際部分の茎や回りの地面に綿条の菌糸ができ白い糸で覆われたような状態になります。

✅ 萎凋病(いちようびょう)

枝豆に発生する萎凋病はカビが原因の病気で、地際部分の茎の偏食と葉が萎えることが特徴です。

☑ まとめ

枝豆の花が咲いてから40~50日程度で豆が次第に成長します。

莢の中から豆がすんなりと出てくるようであれば収穫時期としてハサミを使ったり、根ごと引き抜く方法があります。

過熟状態になってくると風味も落ち、実がかたくなってくるのが特徴です。