「土浦全国花火競技大会 2019」スターマインの芸術的で迫力には感動

土浦全国花火競技大会2019

全国の花火師が一堂に会し、その腕を競う「土浦全国花火競技大会2019」

約2万発の花火の一つ一つに、花火師たちの思いとプライドが込めらていてとても見ごたえがありますよ。2019年で88回目を迎える歴史のある花火大会です。

土浦全国花火競技大会 日程

例年10月の第一土曜日に開催されますが、2019年は「国民体育大会」いわゆる国体が茨城県で開催される都合上、10月29日(土)に開催される予定です。

土浦全国花火競技大会 2019 会場

茨城県土浦市佐野子 桜川河畔 学園大橋付近

土浦全国花火競技大会会場へのアクセス

JR常磐線土浦駅から徒歩30分。シャトルバスで10分。花火大会当日は、かなりの本数のシャトルバスが出ます。ただ、帰りは大会の終了と同時に一斉に帰るため、バス乗り場での待ち時間が生じます。体力があれば、徒歩で駅まで行った方が早いです。

☑ 駐車場

常磐自動車道桜土浦インターから国道354号を経由し、国道6号を桜川橋方面へ車で5kmほどのところに、5000台とめられる無料の駐車場がありますが、3時ごろには満車になります。また、会場近隣の民家などが、敷地を駐車場として有料で貸し出していますが、それも4時ごろには埋まってしまいます。予め電話予約できる民間の駐車場もあるので、確保しておいた方が混雑の中駐車場を探し回るストレスを回避できます。

☑ 雨天対応

例年翌日に延期となります。なお、2018年は強風のためけが人の出る事故があり、大会の序盤で中止となりました。

☑ 混雑具合

来場者は例年70万人~80万人にのぼるので、混雑は避けられません。ただ、会場周辺には広い田んぼが広がっていて視界を遮るものがほとんどないため、花火を見られるスポットを見つけるのには困りません。シートを持って行って、場所を確保できるようにしましょう。

☑ お手洗い

簡易トイレがあちこちに設置されているので困らないです。ただ、移動式の簡易トイレなので、和式トイレに不慣れな方は近くのコンビニのお手洗いなどを借りる必要が出ると思います。

☑ 屋台

約1,000店舗もの屋台が出ます。開始直前の混雑を避けるため、早めに会場入りし、屋台で飲み食いしながら大会の開始を待つのも良いですよ。10月はよい気候なので、長時間外にいるのもあまり苦にならないと思います。

土浦全国花火競技大会の特徴と見どころ

やはり、ただのエンターテイメントの大会ではなく、競技大会だというところが一番の特色だと思います。競技は、10号玉の部、スターマインの部、創作花火の部の3つに分かれます。10号玉は、夜空いっぱいに丸く大きく広がる様子が迫力満点です。一発に込められた思いを一番感じられるかもしれません。

スターマインは芸術です。音楽に合わせて、色とりどりの花火があがり、それぞれに違う世界観を楽しむことができます。創作花火の部では、ユニークな花火が上がります。花火のタイトルと打ちあがった形から、何を表現しているのか周りの人たちと言い当てるのが楽しいです。3部門のうち、最も優秀だった花火には内閣総理大臣賞が授賞されるので、花火師たちの気合は十分です。

土浦全国花火競技大会 有料席 有料桟敷席

有料の桟敷席が用意され、事前販売されます。通常は7月頃1.7m×1.7mが一マスで、定員は6人、料金は22,000円です。半マスで購入することもでき、定員は3人、料金は11,000円です。一緒に行く人の人数で一マスか半マスか選びましょう。通常、電話及びインターネットでの抽選販売は7月、窓口販売は9月に行われます。窓口販売は、一人二マスまでと決められています。

桟敷席を購入した人には、首からかける通行証が渡されます。これがないと桟敷席エリアに入ることができません。桟敷席はベニヤ板にビニールシートが敷かれた状態で、そのまま長時間座るのは辛いのでお尻の下に敷く座布団やタオルなどを持参しましょう。

高さのあるイスは、後ろの人の迷惑になるので禁止されています。桟敷席の醍醐味は、低い位置の花火も見られることと、スターマインの音楽が聴こえることです。音楽と光とが合わさった演出は感動します。大きな10号玉が目の前に広がるのも圧巻です。

桟敷席は横に広く広がっていますが、向かって左側が10号玉の打ち上げ場所に近く、向かって右側がスターマインの打ち上げ場所に近くなっています。人それぞれ好みがあると思いますが、私はスターマインを目の前で見られたのがよかったです。

☑ 服装

特に注意していただきたいのが、10月の夜は冷え込むという点です。日中晴れていて気温が上がっても油断しないでください。花火を見ている間はじっとしているということもあり、特に冷えます。防寒対策は怠らないようにしましょう。

花火大会と言うと浴衣を着たくなるかもしれませんが、この花火大会ではあまりお勧めしません。また、田んぼのあぜ道を歩いたり、河原の土手道を歩いたりします。靴は歩きやすく、汚れても良い靴を選びましょう。

夏に花火を見逃してしまったという人も遅くありません。

毎年10月にある「土浦全国花火競技大会」は本当に見ごたえのある花火大会なので、ぜひ一度行ってみてください。